店舗を運営するということはチーム(店内組織)を創り、
全員が各自の役割と責任を果たす仕組みを創り、日々実行していくことだと思います。
ピークタイムになると店長さんは調理に追われてホールに目が届かない。
他のスタッフは注文、提供、バッシング、会計など一通りの作業は出来るが優先順位がつけられない。
更にテイクアウトの注文とイートインの注文が重なって、店がうまく回らない。
次第に店長がイライラして殺伐とした雰囲気になり、スタッフは暗い雰囲気になってくる。
こんなお店はないでしょうか。
他にも業務が属人化して店長しかできないことが多いと
店長の業務過多となり、他のスタッフは成長機会が無くモチベーション低下につながります。
このようなお店では社員は「他にやりたいことがあるので」「将来が不安なので」という理由で
退職していく傾向にあるように感じます。
改善のポイントは2つ。
①店長さんにしかできない作業と他のスタッフに権限委譲する作業を整理する。
言い換えると、店長はできるだけそれらの作業はしないで任せる。
②店長をマネジメントとオペレーションの両面からサポートする階層を構築する。
特に店長が調理の中心になる店舗は、円滑に営業するためにこのポジションの教育が重要となる。
こうなると店長の仕事は「人を育てること」と言えるでしょう。
そして店長はオペレーションとマネジメント業務にバランスよく取り組めるようになってきます。
そのための「教育の仕組み」を創ることが経営者の責任です。
すぐ辞めるから教育の費用と時間は無駄と思っていませんか?
お店の価値を最大限に発揮するには「社員・スタッフを活かす」ことがとても大事だと思います。